中学受験の考え方

中学受験の志望校は「校風・学費・部活動」を子供と一緒に調べよう!

難関校校舎の画像

東京大学に合格している生徒の出身別高校を比較してみると

順位 学校名
1位 開成高校
2位 筑波大学付属駒場高等学校
3位 麻布高等学校

(引用:みんなの大学情報「東京大学 出身高校」より)

中学受験において御三家と呼ばれる学校が名を連ねています。

このランキングだけをみると「東大に合格できる中学校に入れたい!」と考えてしまうと思います。

しかしながら東大合格率や偏差値だけを基準に受験する中学校を決めることは避けましょう。

実際に入学してから「こんなはずじゃなかった」「思っていた学校と違う」という事が十分に起こりえます。

私立中学校を比較するポイントは

ポイント①:校風
ポイント②:学費
ポイント③:部活動

この3つのポイントから子どもの性格に合っているか、家計としてお金はまかなっていけるかなどをしっかりと検討してから志望校を決めるようにしましょう。

私立中学「御三家」の校風・学費・部活動を比較してみましょう!

開成中学校高等学校ロゴ

(引用:開成中学校・高等学校公式ホームページより)

開成中学校の校風・学費・部活動

開成中学校の特徴

校風:勉強も部活も全力で取り組む文武両道な学校

学費:初年度は約125万円かかる

部活動:俳句部、フェンシング部など多種多様な部活あり

開成中学校の校風

多くの年度で東大合格者数トップの人数を輩出している開成中学校です。

開成中学校の校風

1871年(明治4年)創立の男子校。「知性」「自由」「質実剛健」を重んじた教育内容で、勉強だけでなく部活動や学校行事も盛ん。特に運動会に対する気合の入れ方は相当なもので、全体的に体育会系の雰囲気の学校。授業は、国・数・英・社・理の主要教科は独自のカリキュラムを実施し、教師の手作りの教材やプリントを多用。

(引用:西村 則康 小川 大輔 共著「中学受験基本のキ!第4章」より)

勉強だけではなく、部活動などの学校行事などにも力を入れていて、「文武両道」の学校であることが分かります。

体育会系の雰囲気という事で、内気な子には少し向かないかもしれません。

「勉強もできて、スポーツもできて、人とコミュニケーションをとるのが上手な子」

に向いている校風であると言えます。

開成中学校の学費

2019年度の開成中学校の学費を紹介します。

項目名 金額

(1)入学金

(2)施設拡充費

300,000円

120,000円

(3)授業料(月額)

(4)施設維持費(月額)

(5)実験実習料(月額)

(6)父母と先生の会会費(月額)

(7)生徒会会費(月額)

40,000円

4,000円

4,000円

2,800円

550円

(引用:開成中学校・高校公式ホームページ2019年度学費より)

初年度は入学金に加えて施設拡充費と「学級費115,000円」と「寄付1口100,000円」

を支払わなければなりません。

トータルすると入学金は

入学金300,000円+施設拡充費120,000円+学級費115,000円+寄付100,000円

=635,000円支払うことになります。

毎月の学費は

授業料40,000円+施設維持費4,000円+実験実習料4,000円+父母と先生の会会費2,800円+生徒会会費550円=毎月51,350円

のお金がかかることになります。

初年度の学費を年換算すると

入学金総額635,000円+毎月の学費1年分616,6200円=1,251,200円お金がかかることになります。

開成中学校を目指す場合は学費も考慮に入れて検討を行うようにしましょう。

開成中学校の部活動

開成中学校の部活動は一般的な学校にある部活動は全て揃っていると言えます。

設置されている部活動 部活動名
運動部 野球(硬式)、野球(軟式)、テニス(硬式)、テニス(軟式)、サッカー、ソフトボール、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、ラグビー、卓球、合気道、弓道、剣道、柔道、水泳、登山、スキー、陸上競技
文化部 演劇、写真、文芸、美術・イラスト、軽音、茶道、書道、囲碁・将棋、クイズ、ESS,数学、理科系、コンピューター、鉄道
ユニークな部活動 俳句部、ジャグリング部、フェンシング部、手品部

(引用:中学受験高校受験パスナビ「部活動で探す」より)

公立中学校にはあまり見られない「ジャグリング部」や「フェンシング部」があるのも開成中学校の特徴です。

魅力と多くの選択肢のある部活動も参考にしながら開成中学校の受験を検討してみてください。

アクセス・問い合わせ先

住所:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4丁目2番4号

問い合わせ先:開成高校公式ホームページhttps://kaiseigakuen.jp/

筑波大学付属駒場中学校の校風・学費・部活動

筑波大学付属駒場中高等学校ロゴ

(引用:筑波大学付属駒場中・高等学校公式ホームページより)

筑波大学付属駒場中学校の特徴

校風:自由な校風

学費:国立の中学校のため入学金・学費は0円

部活動:部活数は一般的な公立中学校と同様、農芸部・筑駒棋院は特徴の一つ

筑波大学付属駒場中学校の校風

筑波大学付属駒場中学校の校風

昭和22年に設立された筑波大学付属駒場中学校、通称「筑駒」。校風は麻布中学校のように自由な校風です。校則も「上履きをはく」程度の校則しかなく生徒の自主性を重んじた学校教育を行っています。学業面での最も大きな特徴はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)「国際社会に貢献する科学者の育成を目指した探求型学習システムの構築と教材開発」という次世代を担う研究者の育成にも力を入れて取り組んでいます。

(引用:筑波大学付属駒場中学校公式ホームページより抜粋して作成)

筑駒は麻布中学校と同様に全体の校風としては、校則が厳しくなく子どもたちを自由闊達に育てる学校です。一方で学習にも力を入れていて、上記のような将来の研究者を育てるための取り組みも行っています。

進学状況を見ても、2018年では東京大学に108人の現役合格者を輩出しています。筑駒に合格する子どもたちの元々の優秀さもありますが、東京大学に合格するには、きちんとした大学受験用の勉強が必須です。

筑駒にはそのような、難関大学を突破できるような教育カリキュラムがあるようにもうかがえます。

筑波大学付属駒場中学校の学費

筑波大学付属駒場中学校は国立のため、中学生の間の授業料の負担はなく、教科書も無償で提供されます。

勉強が大好きで学力の高いお子さんをお持ちで、家計的に私立中学に通わせることが困難場合には、筑波大学付属駒場中学校を目指して中学受験に取り組むことが非常におすすめです。

筑波大学付属駒場中学校の部活動

設置されている部活動 部活動名
運動部 野球、テニス(硬式)、テニス(軟式)、サッカー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、卓球、剣道、柔道、水泳、野山を愛する会、陸上競技
文化部 音楽部、生物部、文藝部、将棋部、中学科学部、演劇部、語学部、中学鉄道研究部、数学科学研究部
ユニークな部活動 農芸部、駒場棋院

筑波大学付属駒場中学校のユニークな部活動として「駒場棋院」があります。

この駒場棋院は通常の授業の後は「囲碁部」としての活動を行っていますが、定期的に開催される「筑駒囲碁サロン」では一般の人へも間口を広げて、全国大会の出場者から初心者まで幅広い層を集めて、囲碁の交流対局会を開催しています。

直近では2019年12月21日に筑駒囲碁サロンが開催される予定です。

申し込みは2019年12月16日まで専用サイトから行われていますので、興味のある方はぜひ筑波大学付属駒場中学校の見学もかねて応募してみてはいかがでしょうか。

→「筑駒囲碁サロン」申込ページはこちら

アクセス・問い合わせ先

住所:〒154-0001 東京都世田谷区池尻4-7-1


問い合わせ先:筑波大学付属駒場中学校公式ホームページhttps://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/

麻布中学校の校風・学費・部活動

麻布中学校 麻布高校ロゴ

(引用:麻布中学校 麻布高校 公式ホームページより)

麻布中学校の特徴

校風:茶髪もOKな自由な校風

学費:初年度は約128万円かかる

部活動:オリエンテーリング部、アメフト部など多種多様な部活あり

麻布中学校の校風

2019年の東大合格者109人も輩出している麻布高校の中等部である麻布中学校です。

麻布中学校の校風を紹介します。

麻布中学校の校風

1895(明治28年)年創立の男子校。「仲間を大切にしながら豊かな人間性をはぐくむ」ことを教育理念に掲げている自由闊達な校風の学校で、その自由さは文化祭や体育祭を訪れるとよく分かる。私服で茶髪率も高く、男子御三家の中では最も伸び伸びとした学校。一方で学力も高く、2016年度の現役東大合格者は56名を数える。入試から卒業まで一貫して文章を”書かせる”教育を実践していて、定期試験も記述式が中心、各教科でもレポート課題が出される。また、1年生の時には「世界」という世界地理と世界史を総合した教科があるなど、オリジナルな授業を展開

(引用:西村 則康 小川 大輔 共著「中学受験基本のキ!第4章」より)

麻布中学校は自由な校風が特徴です。

自由な校風の学校に多い特徴として「人は人、自分は自分」「人と違うことが素晴らしい」というお互いに過度に干渉せず、かつお互いの良いところを認め合える学校がある場合が多いです。

麻布中学校はまさにその「お互いを尊重できる」学校の代表であると言えます。

勉強もできてかつ何か一つ「熱中しているものがある」というお子さんにおすすめな中学校です。

麻布中学校の学費

2019年度の麻布中学校の学費を紹介します。

項目名 金額

(1)入学金

(2)施設設備費

(3)生徒活動費

(4)PTA会費

300,000円

102,000円

7,400円

4,800円

(5)授業料(月額)

(6)維持費(月額)

(7)実験実習料(月額)

41,200円

10,000円

4,300円

(引用:麻布中学校公式ホームページ「2020年度麻布中学校生徒募集要項」より)

麻布中学校の初年度にかかるお金は

入学金300,000円+施設設備費102,000円+7,400円+PTA会費+4,800円+寄付金1口200,000円=614,200円

寄付金が一口200,000円ではありますが、そのほかの費用が高額ではないため、開成高校とほとんど変わらない入学金となっています。

初年度にトータルでかかるお金は

入学金総額614,200円+毎月の学費1年分666,000円=1,280,200円

総額としても開成高校と大きな差はなく学費の面以外で学校を比較検討をするのが、有意義であると言えるでしょう。

麻布中学校の部活動

麻布中学校の部活動はユニークなものが多く存在します。

設置されている部活動 部活動名
運動部 野球(硬式)、野球(軟式)、テニス(硬式)、テニス(軟式)、サッカー、ソフトボール、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、ラグビー、卓球、弓道、剣道、柔道、水泳、ワンダーファーゲル、スキー、陸上競技
文化部 演劇、写真、マンガ研究、軽音、茶道、書道、将棋、生物、コンピューター、鉄道、音楽
ユニークな部活動 アメフト部、オリエンテーリング部、ダンス部、TRPG研究会、お料理研究部、オセロ部、チェス部、バックギャモン部、地歴部、討論部

(引用:麻布中学校公式ホームページ「クラブ紹介」より)

オリエンテーリング部は「地図とコンパスを頼りに山野や公園を走り、タイムを競い合う競技」を行う運動と正確なナビゲーション技術が問われる知的スポーツを行う部活動です。

地歴部は麻布中学校に最も古くからある部活動の一つで、文化祭での展示、論文集の作成や首都圏の史跡巡りを行っている部活です。

この麻布中学校のユニークな部活動は毎年4月下旬~5月上旬に行われる「文化祭」でその一片を体感することができます。

ぜひ麻布中学を目指すことを考えているご家庭はぜひ一度麻布中学校・高等学校の文化祭に足を運んでみてください。

アクセス・問い合わせ先

住所:〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目3-29

問い合わせ先:麻布中学校公式ホームページhttps://www.azabu-jh.ed.jp/

 御三家中学校の比較まとめ

御三家と言われる難関校3校を比較しただけでも開成高校は初年度は約125万円の学費がかかる一方で筑駒は学費がタダです。

もちろん良い大学に行ける確率が高くさらに授業料も安いのであれば当然倍率は上がります。

難関校の学費や校風でまずは自分の子どもにその学校が合うかを見極めて、その後に

「偏差値的に突破できそうか」

「問題の傾向は自分の子どもが解けるものであるか」を検討しましょう。

もちろんせっかく中学受験を行うのあれば、滑り止めも検討する必要があります。

その際にも

「校風・学費・部活動」→「合格率」の順で検討するのが入学後も見据えた考え方です。

ぜひ、お子さまの立場に立った志望校選びを行うようにしてください。