中学受験の考え方

【中学受験をする意味】は勉強習慣・優秀な友達・高年収を得るため!

このシーンは「高瀬志帆原作 二月の勝者 第6巻 第51講」で夏合宿を終えた後の模試で偏差値が上がらなかったことに落ち込んだ武田君が中学受験を諦めようとするシーンです。

子どものこのような姿を見たら親も受験をあきらめさせてあげようと考えるかもしれません。

このような状況になると

「本当に子どもに中学受験をさせる意味はあるのか?

という迷いが親の頭の中には必ず浮かびます。

この考えが頭に浮かんだ時には一度

「なぜ中学受験をさせるのか?」に立ち返って考えてみましょう。

中学受験を子どもにさせるメリットはこのようなことがあります。

子どもに中学受験をさせるメリット

・やるべきことを計画を立ててやる子どもに成長する
・大企業への入社できる可能性が高まる
・高いレベルの交友関係を作ることができる

このように中学受験には大きなメリットがあります。

統計的に見ても

公立小学校卒業者数

卒業者91,979人

公立中学校への進学者:74,400人 80.9%

私立中学校への進学者:15,626人 17.0%

都外への進学者   :1,384人  1.5%

(引用:東京都教育委員会「平成29年度公立学校統計調査報告書」より)

東京都の中では約5人に1人は中学受験をし、私立中学校に進んでいることが分かります。

小学生というまだ『精神的に幼く友達と遊びたい年代の子ども』たちが、

友達と遊びたい気持ちを断って受験勉強に励むということはそれだけで他の子どもたちと勉強で大きな差をつけることができます。

また、受験に失敗してしまっても「勉強の習慣」や「勉強の方法」がわかっていれば、公立中学校から公立高校に進んだとしても、学校での勉強が苦にはならないでしょう。

もしもお子さまが辛そうにしていたり、親が精神的に疲弊してしまっても極力中学受験は途中で断念せずに続けていくことをおすすめします。

中学受験をするかしないか、やる気を持って取り組めるかは親にかかっていると言っても過言ではありません。ぜひお子さんを勇気づけながら受験勉強を継続させてあげましょう。

中学受験に取り組むとやるべきことを計画を立てて進めることができる子どもに成長します!

塾で勉強する子供
この章のポイント

・受験の専門家たちも「受験に意味はある」と言っている

・受験はものごとを計画的に進める力を育むことができる

西村則康先生、斎藤孝先生の共著「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」でこのような一節があります。

西村先生:齋藤先生は、受験勉強のよさをどうかんがえていますか。

齋藤先生:苦手なことから逃げないで取り組むこと。それから、やるべきことをやるという習慣が身につくこと。計画を立てて勉強を進めていくこと。これは社会に出てから仕事をするうえでも大切な力です。企業がある程度勉強してきた人を採用するのはやるべきことをちゃんとできるからで、そういった訓練は人間に必要なことです。

西村先生:だから、受験勉強ときちんと向き合ってやれば、子どもは全くかわいそうではありません。

(引用:西村則康 齋藤孝 共著「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」第4章より)

プロの家庭教師である西村先生と教育学者の齋藤先生による対談式の本書では、中学受験や高校受験について多くの受験生を持つ親に役立つエッセンスが書かれています。

引用部分で語られている通り、「苦手なことから逃げないで取り組む力」は時代が変わっても変わらず必要な力です。

特に多くの人は人生の大半を会社員として、過ごします。

自分の好きなものを扱っている会社に入社できたとしても理不尽な上司や同僚との人間関係が必ずしもうまくいくとは限りません。

そのような大きなストレスに晒されながらも、会社の目標に向かって仕事は進めていかなければなりません。

中学受験はこのような

「社会に出てから必要な力」

を鍛えるための基礎的なトレーニングをすることができます。

多くの人は中学受験を行わずに「高校受験」「大学受験」から計画的に物事を進めていく力を鍛えていきます。

小学生の頃からこの力をしっかり鍛えることができていれば、その後の受験でも余裕を持って取り組むことができるようになると考えられます。

学歴によって大企業に入れるかが変わって、その後の年収も大きく異なってきます!

大企業のビル群

ダイヤモンドオンラインが調査を行った卒業大学別の平均年収ランキングによると

大学名 30歳時点の平均年収
1位:東京大学 810万円
2位:一橋大学 739.6万円
3位:京都大学 727.6万円
4位:慶應義塾大学 726.6万円
5位:東京工業大学 726.6万円

(引用:ダイヤモンドオンライン「卒業生の平均年収が高い大学ランキング!」!より抜粋)

30歳時点の年収を比較してみてもわかるように、東京大学をはじめとした高偏差値の大学が名を連ねています。

平成30年に行われた国民生活基礎調査によると、日本の年収の中央値は「423万円」です。(引用:厚生労働省「平成30年国民生活基礎調査 各種世帯の所得等の状況より)

中央値とはアンケートを受けた人を横並びに並べた時にちょうど真ん中に位置する人の数字のことです。

「平均」で計算した場合には年収の高い人が多いほど、平均年収は高くなってしまうため「中央値」のがより現実的であると言えます。

日本の

中央値である年収「432万円」

東京大学の30歳時の年収「810万円」を比べると実に

1.8倍もの年収の差があります。

一生懸命に机に向かって勉強を行うだけで、これだけの年収の差が出ることを考えると、勉強がいかにコスパの良い取り組みであるかが分かります。

頭のいい大学に入学すれば必ずしも、高年収になれるとは言い難いですが、高年収の企業に就職できる可能性は飛躍的に高まります。

「学歴フィルター」という言葉をご存知でしょうか?

現代の就職活動では会社説明会や面接をするためにはネットの就活用サイトから「エントリー」をする必要があります。

その際にレベルの高い大学であれば必ず、会社説明会に参加できたり面接に参加することができます。

しかしながら、レベルの低い大学の人が企業の説明会などに参加しようとすると「満席」と表示されて、会社説明会にすら参加できないこともあるのです。

企業が採用活動を行うのは、今後の会社の売り上げをさらに伸ばすための人材を得るためです。そのために「学歴フィルター」という差別を堂々と行っているのです。

この変化の激しい時代にうまれたお子さんが大人になってから困らないためにも、「学歴」は人生をスムーズに進ませるための特急券でもあるのです。

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頭の良い子と友達になれることはメリットがたくさんあります!

中学受験のための勉強する子供たち
この章のポイント

・優秀な子と友達になると自分の子どもも優秀になる可能性が高まる

・私立中学に入れば将来的に困った時に頼りになる友人関係を築くことができる

ことわざでも言われる「類は友を呼ぶ」という言葉があります。

中学受験を行うことはこの「類友」を強制的引き起こさせることでもあります。

成長期に優秀な人と親密な友人関係になると自分もまた優秀な人間に近づくことができることが示された研究があります。

友人の特徴の効果については、10月と翌年2月の能力においてのみプラスの傾向が認められ、能力の高い友人を持つ生徒は能力が高く、能力の低い友人をもつ生徒は能力が低い傾向が示された。このことは能力の高さが類似したもの同士ほど友人関係を形成しやすく、またその影響を受けやすいことを示唆している。

(引用:学校教育講座 石田靖彦 岐阜聖徳学園大学「友人との関係の親密さと友人の特徴が生徒の学習動機づけに及ぼす影響より」

この論文からも示されている通り、

「優秀な子と友人関係になると自分の子も優秀になる可能性が高まる」

ことがわかります。

ましてや私立中学などであれば、中学~高校までの6年間を優秀な子に囲まれながら成長していきます。

学力の高い子から低い子までいる公立中学校・公立高校に入れた場合と比べた時を想像するとお子さんの学力に雲泥の差が出ることが想像できます。

また、優秀な子たちとメリットになることは将来的にも非常に役立つ可能性が高いです。

中学受験で難関校に合格する子どもたちは将来

国会議員・官僚・検察官・弁護士・・・など国の中枢を支えるような人材になります。

この子どもたちと自分の子どもが友人関係になっていれば、もしなにか困りごとが発生した時にも友人として相談に乗ってもらうことができます。

そういった良質な人間関係の構成のためにも中学受験に取り組む意味は大いにあるように感じられます。

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まとめ

子供の勉強を見守る親

小学生の子どもに中学受験をさせると言う選択をすることは子どもにも親にも3年間大きな負担がかかることになります。

子どもが勉強に取り組んでいて中々成果が出ない時には親としても迷いが発生する時期が必ずあります。

近視眼的に見ると受験勉強をやめさせれば、子どもも親も気持ちは楽になります。

しかしながら、そのようなすぐ手に入るような楽をとってしまうとその後の人生に大きな苦労が待ち受けることになります。

今一度中学受験を行うメリットを確認してみましょう。

子どもに中学受験をさせるメリット

・やるべきことを計画を立ててやる子どもに成長する
・大企業への入社できる可能性が高まる
・高いレベルの交友関係を作ることができる

精神年齢がいかに高くても受験をする子どもは人生経験が10年~12年しかありません。

上記で示したようなメリットを現実的に理解することは難しいでしょう。

もしもお子さまが受験勉強をやめたいと言ってもお子さんにわかるような言葉に変換して、受験勉強の大切さを今一度教えてあげてください。

また、親御さんが受験勉強をさせるべきかを迷ってしまった時にも中学受験を行うことには意味があることを今一度振り返ってみましょう。