中学受験の考え方

【中学受験】親の経済力で大学までの高い授業料を払えるか考えよう!

経済力があり幸せな家族

中学受験を考える上で親の経済力は非常に重要な要素です。

親御さんに経済力が大切な理由は3つあります。

中学受験に親の経済力が大切な理由

・中学受験をするためには塾に通わなければならない

・受験した中学に入学した後も多額のお金がかかる

・高校、大学も高額な学費納入が続いていく

中学受験で志望校に合格することは中学受験でのゴールではありますが、入学後はその合格した志望校に通って行かなければならないのです。

中学から全て私立だった場合の平均の授業料は

学校区分 卒業までにかかる授業料の平均
私立中学3年間 3,980,799円
私立高校3年間 3,120,504円
私立大学4年間 3,600,732円

私立中学を受験して、その後も私立高校・私立大学を卒業した時にかかるお金の総額は

「10,701,675円」

となります。

お子さんががんばって中学受験をしてもその後の学費で生活が苦しくなってしまっては、家庭として、とても悲しい状況となってしまいます。

私立中学校入学後に後悔しないためにも、学費がいくらかかるのかを知っておくことは非常に大切です。

中学受験で専門の塾を利用する時には多額のお金がかかります!

塾で勉強する子供たち
この章の要約

・中学受験をする時には塾通いが必須

・一般平均では塾にかけているお金は年間40万円程度

・中学受験専門の塾は年間で100万円程度お金がかかる

今の時代に中学受験を行うためには「中学受験専門の塾」に通うのは必須です。

なぜなら、各私立中学・国立中学の試験問題の出題範囲は「小学生で習った内容」となっていますが、実態は解き方を知らないと絶対に解けないような記述式の問題や図形問題が多く出題されます。

この難解な中学受験で出題される問題の解き方を分かりやすく解説してくれるのが

「中学受験専門の塾」なのです。

こちらの表をご覧ください

小学校の学年 年間の補助学習費
1年生 110,390円
2年生 101,022円
3年生 136,661円
4年生 229,963円
5年生 323,654円
6年生 431,565円

(引用:厚生労働省「子どもの学習費調査結果の概要」より抜粋)

この表は私立の小学校に通う生徒が学習補助費として、支出している金額を表にまとめたものです。

この表からもわかる通り、小学校1年生~3年生までは学習補助費として、年間で10万円程度しかお金を使っていなかったものが、4年生に以降では右肩上がりに学習補助費が増えていき、6年生になると学習補助費として431,565円も使うようになったいます。

3年間で合計すると100万円前後のお金は確実に学費以外に使っていることが分かります。

そしてこの学習補助費は「塾費用」と見るのが妥当でしょう。

算出しているのが「私立小学校」の生徒であることを考えても、より良い中学校に通うために通塾することが考えられます。

また、難関校を目指すための塾は、通常授業と特別講習を合わせて、

年間100万円程度

のお金がかかると言われています。

平均額として431,565円となっているのは、塾に行っていない子も含めた人数で学習補助費の総額を割っていられることが考えられ、本来塾にかかる費用として必要な金額を下回る額となっていることが考えられます。

先ほども記したように、中学受験専門の塾に通う場合に年間でかかるお金は100万円程度と言われています。

政府の統計によると1世帯当たりの平均年収は551万円です。

(引用:厚生労働省平成30年「国民生活基礎調査 各種世帯の所得等の状況」より)

塾に年間100万円のお金をかけるということは、平均的な世帯収入の家庭で約18%のお金を塾費用に充てることになります。

子供の将来のためとは言え家計の中から18%のお金が無くなってしまうことは大きな打撃です。

お子さんが小学3年生のころから中学受験を「受けるか」「受けないか」を真剣に考えることとなります。

この時期にお金の面についても夫婦で真剣に話し合っておくべきである言えるでしょう。

また、塾選びは学費だけではなく「合格実績・塾のスタイル・カリキュラム」などで比較する必要があります。こちらの記事で、関東圏の中学受験専門の4つの塾を比較しているので、合わせてご覧ください。

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中学受験で志望校に合格した後は「入学金+授業料」の納入が待ち受けています

私立中学に合格した学生
この章の要約

・私立中学は入学時が最もお金がかかる

・中高一貫校であれば6年間で720万円程度学費がかかる

中学受験を経て、無事希望した中学校に合格してもその後には

「入学金」

「学費」

の納入が待ち受けています。

私立中学の各学年ごとにかかるお金の平均は

私立中学校の学年 1年間の学費平均
1年生 1,572,110円
2年生 1,156,873円
3年生 1,250,538円

(引用:厚生労働省「子どもの学習費調査結果の概要」より抜粋)

この表からもわかる通り、私立中学校に入学した1年生時の授業料がダントツで高い160万円程度であることが分かります。

その理由は「入学金+学費」で表記されているためでしょう。

先ほどの中学受験専門の塾にかかる費用の平均は100万円程度であることをお伝えいたしましたが、私立中学校に入学した場合には塾にかかる費用はなくなります。

その代わりに「学費」という塾以上に高い金額のお金が家計に重くのしかかってくることがお分かりいただけると思います。

そして、中高一貫校であれば、高校も同等の授業料がかかることが想定され、中学校と高校それぞれ年間120万円程度の授業料がかかったとすると、

6年間の総額で約720万円ものお金がかかることが想定されます。

学費として、このような大金がかかることの想定を行わずに私立中学に入学してしまうとお子さまが高校を卒業するまで、家計として苦しい思いをしなければならない可能性があります。

中学受験を考える際には、この入学後の学費までを想定して、中学受験に挑むかどうかをきめるべきであると言えるでしょう。

こちらの記事では難関私立中学を題材にして、学校の雰囲気や学費によっての志望校の選び方を紹介していますので、合わせてご覧ください。

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中学受験を考える際には、大学までの学費を想定しておく必要があります。

大学卒業までにかかる大金
この章の要約

・大学の平均授業料は年間90万円

・医学部に入学した場合は年間の授業料は約300万円

・医学部は卒業まで6年間総額で約1,700万円のお金がかかる

一生懸命お子さんが勉強をして、難関校に合格し場合にはその後の学校生活も応援してあげたいと思うのが親心でしょう。

しかしながら、現実として想定してい置くべきなのは子どもが文系の大学に進むのか、理系の大学に進むのかで学費が大きく変わることを理解しておかなければなりません。

こちらの表は文部科学省の「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」という調査から抜粋した表です。

私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

引用:「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」より

この表からもわかる通り、

文学部の1年間の学費は781,003円が平均ですが、医歯系学部は1年間の学費は2,847,940円です。

1年間の授業料の差だけでも2,066,937円の差があります。

しかしながら最も重要なのは、「文系学部・理系学部は4年間」「医歯系学部は6年間」で学校を卒業するという点です。

医歯系学部は純粋に2年間在学期間が長いため、その分授業料が上乗せとなってしまいます。

授業料のみの総額で各学部の卒業までにかかる授業料を比較しました。

大学学部区分 卒業までにかかる授業料
文系学部 3,124,012円(4年間)
理系学部 4,407,716円(4年間)
医歯系学部 17,087,640円(6年間)

医歯系学部は6年間で約1,700万円のお金がかかること分かります。

お子さんが頑張って私立中学に入学して、その中学校でも頑張って良い高校に行って、ついには難関大学の医学部を受験することになる。

今までの勉強という努力が実を結んで、非常に理想的な子どもの成長であるとも言えます。

しかしながら、医学部に進学してしまうと6年間の総額でこれだけのお金がかかってしまうのです。

果たして、旦那さんだけが働いている家庭であれ、共働きの夫婦であれこれだけの学費を家庭のお金で賄えるかどうかはお子さんが優秀であればあるほど考えなければいけない問題なのです。

中学受験を考えるうえで親の経済力が必要な理由のまとめ

サクラサク画像

この記事の一連で説明させて頂いたように、

「中学受験をするために塾に行く」

「私立中学に入学した後に通う」

「高校を卒業して大学に行く」

これを全て達成するためには明らかに「お金」が必要であることが分かりました。

中学受験をするタイミングから考えると、そのお金は優に1,000万円をこえることが想定されます。

理系大学に入学した場合は年間150万円

医学部に入学した場合には年間で約300万円のお金がかかります。

大学については、将来自らで払う「奨学金」制度も充実していますが、それでもすべてのお金を奨学金で賄うことは子供のことを思ったらなかなか現実的なことではないと考えられます。

子どもの将来のためにと受験させた私立中学にかかる費用やその後にかかるお金が理由で夫婦喧嘩になったり家庭が崩壊してしまっては本末転倒です。

子どもがいくら一生懸命に勉強を頑張っていても家庭がお金のことでもめていたら不幸せな道をたどることになります。

ぜひ中学受験を受けるかどうか考える小学校3年生の時点から、将来に渡って学費を払っていけるのかどうかを話し合ってみてください。