中学受験の考え方

中学受験をやめたいと感じたら【ゲーム感覚】を取り入れましょう!

子どもの受験勉強に悩み頭を抱えるお母さん

受験勉強に取り組むお子さんをお持ちの親御さんは、

お子さんの心のケアや学校見学などが重なるとついつい

めんどくさいという気持ちが芽生えてしまいます。

めんどくさいという気持ちが強くなると

「中学受験」をやめさせようという気持ちにまで

発展してしまうこともあります。

中学受験に取り組む親がめんどくさいと思ってしまう要因は日々の忙しさが原因であると考えられます。

内閣府の「少子化社会対策白書」によると

平均初婚年齢(2017年)

男性:31.1歳

女性:29.4歳

平均第一子出生時年齢(2017年)

女性:30.7歳

(引用:内閣府 「令和元年 少子化社会対策白書」より)

現代女性が第一子を産む平均年齢は30.7歳です。

第一子を産む年齢から考えると、お子さんが中学受験に取り組み始める頃にはお母さんの年齢は39歳~41歳程度になっていると考えられます。

昨今では共働き夫婦も多いため旦那さんに限らず、お母さんも一生懸命働いているご家庭も多くあり、夫婦共に39歳~41歳程度の年齢であればまだまだ働き盛りの年齢であると言えます。

夫婦ともに

・仕事

・家庭

・子どもの受験

を完璧にこなそうとして、いっぱいいっぱいになってしまうことが容易に想像できます。

めんどくさいと考えずに中学受験を継続していくためのポイントは

・今までに費やしたお金を計算してみること

・中学受験をゲームのようにとらえて(ゲーミフィケーション)楽しむこと

・家族全員で志望校に合格した時のことを考えて取り組むこと

上記の3つのポイントを実際の行動に移しながら中学受験に取り組むと「めんどくさい」というネガティブな感情が消えて、

ポジティブに中学受験に取り組むことができるようになります。

中学受験に使ったお金を無駄にしない

今まで塾に支払った現金のイメージ
この章の要約

・中学受験にネガティブな感情が出たら今まで費やしてきたお金を振り返ってみる

・受験塾に通うと年間約50万円。3年通うと220万円程度費やすことになる

中学受験に対して、ネガティブな感情を持ち始めてしまった時には

今まで中学受験に費やしたお金を振り返ってみましょう。

中学受験専門の塾にかかる費用は一般的に下記のよう金額です。

一般的な中学受験専門塾の費用

・月額:4万円

・年間:48万円

小学4年生から5年生までは上記のような金額を塾に払うことになります。

小学4年生~5年生までの2年間で約100万円のお金を塾に払うことになります。

6年生になると特別講習も加わって1年で約120万円程度のお金を塾に支払うことになります。

6年生の夏休みが終わったあたりで、中学受験を諦めてしまうと

小学4年生~5年生まで塾に通った費用:100万円

小学6年生の半年間塾に通った費用:60万円

約160万円を無駄にしてしまうことになります。

中学受験に取り組むのがめんどくさくなったからという理由で、捨ててしまうにはあまりに大きな金額です。

お子さんがやる気を持っているのなら

親の都合で中学受験をやめさせてしまうことなく、

必ず続けさせてあげましょう。

中学受験にネガティブな感情を持ち始めた時には、

「ゲーム」だと思って取り組むとよりポジティブな感情を持ちながら家族で中学受験に取り組むことができます。

中学受験を「ゲーミフィケーション」で考える

ゲーミフィケーションのイメージ
この章の要約

・ゲーミフィケーションとは物事をゲームとしてとらえること

・学習して得た知識は「武器と盾」偏差値は「レベル」志望校はラスボスとゲーム用語に変換して考える

・中学受験というゲームに負けても復活のチャンスがある

近年論文などでも提唱されるようになった「ゲーミフィケーション」という言葉をご存知でしょうか?

ゲーミフィケーションとは

2010年代になって広まった「ゲーミフィケーション」は

一般に「ゲームの考え方やデザイン・メカニクスなどの要素を、ゲーム以外の社会的な活動やサービスに利用すること」と定義されている。

つまり、ゲームにおいてプレイヤーを惹きつけ継続して遊ばせる要素である

「ゲームの考え方」、「ゲームデザイン」、「ゲームメカニクス」を使ってゲーム以外の、例えばサービス、リハビリ、教育等をより魅力的にしようという活動である

(引用:東京工科大学 岸本好弘 三上浩司「ゲーミフィケーションを活用した大学教育の可能性について」)

「ゲーミフィケーションを活用した大学教育の可能性について」の論文で示されているようにゲームの考えたを用いて、物事を魅力的にしようという取り組みです。

中学受験はラスボス(志望校への合格)を倒すために、何が必要かという事を考えていくことによって、中学受験をゲームの様にとらえてよりポジティブに取り組めるようになります。

中学受験をゲームに変換する考え方

・勉強で得る知識は武器や盾だと考える

・偏差値は「レベル」としてとらえる

・模試は各ダンジョンのボスだととらえる

・ラスボスは「志望校合格」

ゲーミフィケーションを応用して、中学受験をするためには「ゲーム」をやったことがあることが前提として必要です。

もしもお母さんがゲームをしたことがないのならば、ゲームをしたことのあるお父さんを中心にゲーミフィケーションの考え方を取り入れていきましょう。

勉強で得る知識はゲームの中の武器や盾だと考えましょう!

ゲームの最初は誰でも、

何も武器を持ったない普通の少年・少女としてゲームが始まります。

中学受験に挑戦するお子さんも小学4年生に塾に通始めた際には、

勉強についていくのが必死なただの子どもです。

しかしながら、毎週塾で、中学受験で必要な勉強をして、たくさんの知識を得ることができます。

算数で「つるかめ算ができるようになった!」

理科で「植物の種類を覚えられた!」

お子さんが勉強をして学んだことを報告したら必ずしっかりと

話を聞き、褒めてあげてください。

お子さんが勉強したことを報告してくることは学んだことを知識として定着させようとする行動です。

知識の定着は偏差値アップというレベルアップのための大切な役割を担っています。

お父さんお母さんがお子さんの話をしっかりと聞いてあげる姿勢を持つことで、お子さんはメキメキとレベルアップしていきます。

最終的な志望校合格というラスボスに挑むために背中を押してあげることができるのは親御さんだけなのです。

偏差値はゲームの中の「レベル」として考えましょう!

偏差値はお子さんの志望校合格の目安となる重要な指標です。

偏差値をゲームでいうところのレベルととらえると

「偏差値を上げるにはどうすれば良いか」

という思考を具体化することができます。

開成中学校の偏差値は71です。(引用:四谷大塚「開成中学 偏差値」より)

開成中学校の偏差値の数字をそのままレベル71と置き換えてみましょう。

現状で偏差値が50のお子さんは、レベル50と読み替えます。

レベル71のキャラクターにレベル50のキャラクターが到底勝てるとは思えません。

レベル71のキャラクターに勝つには、自分のレベルを65~75にして、やっとレベル71のキャラクターを倒せる見込みが出てきます。

お子さんの今のレベルが50(偏差値50)なのであれば、どのようにしたらレベルを上げられるかを塾に相談したり、親御さん自身でもお子さんの何を改善したらレベルアップ(偏差値アップ)ができるのかを考えてみましょう。

レベルアップできているかどうかは「模試」によって確認できます。

模試は志望校合格に至るまでの中ボスだと考えましょう!

お子さんが何を弱点をとらえて学習することができるようになったら、1ヵ月に1回程度模試を受けるようにしましょう。

模試はラスボス(最後のボス)に至るまでに対峙する中ボスです。

前回の模試よりも偏差値をアップすることができたら中ボスは倒せています。

前回の模試よりも偏差値が変わらなかったり、下がってしまう場合には改めて何ができていないのかを確認して1か月後にまた中ボスである模試にチャレンジしてみましょう!

ラスボスは第一志望の試験本番で合格できるかどうかと考えましょう!

ゲームで言うところのラスボスは志望校の試験です。

倒せれば合格という結果が得られますし、不合格であればその後に家族みんなが悔しい思いをしながら日々を過ごさなければいけなくなります。

しかしながら、中学受験で大切なのは親が「中学受験は落ちてもいいもの」として、気持ちに余裕を持っていることです。

ゲームに置き換えて言うと、敵にやられて死んでしまってもいいのです。

お子さんが第一志望の学校に落ちてしまったり、受験した学校に全部落ちてしまったとしても復活のチャンスは後2回は残っています。

2回のチャンスとは「高校受験」「大学受験」です。

仮に中学受験に失敗してしまったとしても高校受験や大学受験で志望校に受かることができれば、ゲームはクリアとなります。

お金をかけて挑む中学受験で落ちてしまったらどうしようと考えるのは普通のことです。

中学受験に失敗してしまったとしても復活のチャンスはいくらでもあることを親御さんが理解して、お子さんのことを応援してあげましょう。

志望校の合格を想像して受験勉強に励む

志望校の入学式の時に咲くサクラ
この章の要約

・志望校に合格したことを想像するとポジティブに受験勉強に取り組むことができる

・志望校に合格したことを想像するために志望校のパンフレットを取り寄せよう

・志望校に通うことをイメージするために文化祭に行ってみよう

ゲームの要素を取り入れる以外にも、親子で中学受験へのモチベーションを上げる方法があります。

中学受験へのモチベーションを上げるもう一つの方法は

「志望校に合格したことを想像しながら受験勉強に励む」ことです。

志望校に合格した後にどのように過ごすかを想像することは簡単にできます。

志望校への具体的なイメージを作る方法は

・志望校のパンフレットを親子で見る

・志望校の文化祭に行く

志望校のパンフレットを親子で見ると志望校へのイメージが湧きやすくなります!

志望校のパンフレットは、塾でもらえたりインターネットで注文して取り寄せることができます。

志望校のパンフレットが手元に来たらぜひ親子で、パンフレットの中身を一緒に見ましょう。

「大きなモニターを使って授業をしてる!」

「理科でこんな実験ができる!」

「こんな部活がある!」

お子さんが興味を示したページを親子で一緒に楽しむことができれば、実際に志望校に通うイメージを親子で共有することができます。

親もしくはお子さんが中学受験にネガティブになってしまっている時は

志望校のパンフレットを見直して、

「同じ方向を向いて頑張ろう!」というモチベーションの立て直しを行いましょう。

親子で志望校の文化祭に行くとよりイメージをふくらませることができます!

中学受験にネガティブな感情が出てきた時に改善のために最も効果があるのが、

志望校の文化祭に行くことです。

実際に校舎の中や校庭を歩くことによって志望校で過ごすイメージが、具体化されます。

第一志望だけではなく、第二志望・第三志望の学校の文化祭に足を運ぶことによって

「第一志望に落ちてもこの学校にも通いたい(通わせてもいい)!」

と親子で気持ちを共有することができたら、

より中学受験に対してポジティブに取り組むことができるでしょう。

二月の勝者第6巻「黒木が学校見学の方法を語るシーン」
【中学受験】文化祭や学校説明会で「志望校の学校見学」をしよう!このシーンは高瀬志帆原作「二月の勝者」第6巻第54講で部下の塾講師に学校見学の方法を説明しているシーンです。 現実の中学受験でも受...

まとめ

中学受験に挑むという事は、お子さんは友達と遊ばずに毎日勉強しなければいけなくなり、親は子どもと旅行に行くことができなくなります。

親子それぞれがストレスを抱えながら中学受験に挑むと時に

「もうめんどくさいからやめたい」という気持ちが起きることがあります。

しかしながら、中学受験は他の大多数の子どもが挑まないからこそ

合格した時の感動や恩恵は非常に大きいものとなります。

ぜひ、中学受験をやめたいと思った時には今回の記事を参考に中学受験をポジティブで楽しいものという考え方に変えて取り組むようにしましょう。