中学受験の考え方

【中学受験】共働き家庭が子供を合格させるには役割分担が重要です!

2月の勝者「共働き夫婦」の画像

このシーンは本サイトで引用させていただいている「高瀬志帆原作 二月の勝者 第二巻 第13講」のワンシーンです。

共働きの夫婦の奥さんが、子どもの塾の夏期講習について、旦那さんに相談をしている場面です。共働き夫婦は中学受験を成功させることはできるのでしょうか?

夫婦ともに働いている「共働き家庭」は日本の夫婦の中の47%程度であることが分かっています。

夫婦の労働力状態

夫婦のいる一般世帯(2873万3178世帯)を夫婦の就業別・非就業別にみると、夫婦共に「就業者」の世帯は1308万450世帯となっており、夫婦のいる一般世帯に占める割合は47.6%となっている。

(引用:平成27年国勢調査「就業状態等基本集計結果」より)

「就業状態等基本集計結果」の国勢調査からもわかるように世の中の約半数の夫婦が共働きであることが分かります。

以下の記事で紹介したように、東京大学に通う生徒を持つ家庭の年収は日本全国の平均年収よりも高いことが分かりました。

受験勉強の成績が良くないことに怒る親
親が子供に難関校を【中学受験】させるのは良い影響だけではない!(引用:二月の勝者 第四巻 第29講) 中学受験に取り組む家庭の親は時に感情的になってしまいます。 中学受験は世間一般では親...

東大に通う学生の家庭の平均年収が高いのは夫婦どちらか一方の年収が高いからではなく、

「共働き」によって

世帯年収が一般家庭の平均年収より高くなっていることが考えられます。

子供を東京大学に行かせるためには、幼少期から学習環境を整えてあげる必要があります。

共働き夫婦であれば、世帯年収が高いため、良い学習環境を与えてあげられる可能性が高くなるでしょう。

しかしながら、共働き夫婦が将来東京大学に行かせることを考えて中学受験をさせるためには考慮しなければならないメリットとデメリットがあります。

共働き夫婦のメリット

・塾、家庭教師などにお金をかけられる
・夫婦共に大学卒の可能性が高いため子供が勉強について質問した時に答えてあげられる

共働き夫婦のデメリット

・塾のプリントの管理や宿題を終えているかを確認することができない
・大人が理解できるやり方を子供に押し付けてしまう可能性がある

お金の面親が子供の質問に答えることができるというメリットがある一方で、塾の宿題の管理ができないおかしな勉強の方法を教えてしまうなど共働き夫婦ならではの弊害も出てしまいます。

仕事が忙しく、子供の勉強をきちんとみてあげられない時は家庭教師に頼るのも一つの手段です。

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家庭教師は教育のプロです。受験についての知識が豊富なのはもちろん、勉強の教え方もプロです。

親が本来受験勉強で必要とされる考え方を教えずに、おかしな問題の解き方を子供に教えてしまうことはままあります。

子供を確実に難関校と呼ばれる私立中学に合格させたいのであれば、

教えることは全てプロに任せて家族は子供の生活のサポートとメンタルのサポートをしてあげることが難関次第に近づく可能性を高められると考えられます。

私立の子供は「塾・家庭教師」を利用するのが当たり前

文部科学省による子供の学習費についての統計資料をご覧ください

学年別にみた補助学習費とその他の学校外活動費

公立小学校 「塾・家庭教師」等の補助学習費 私立小学校 「塾・家庭教師」等の補助学習費

[公立小学校]補助学習費(年間)

小学校4年生 8.4万円

小学校5年生 11.9万円

小学校6年生 12.9万円

[私立小学校]補助学習費(年間)

小学校4年生 30.8万円

小学校5年生 40.4万円

小学校6年生 53.9万円

(引用:平成28年 文部科学省「子供の学習費調査の結果について」より)

補助学習費とは「塾・家庭教師」などの学校外での勉強を教えてくれるサービスにどれだけお金を費やしているかを指します。

文部科学省の「子供の学習費調査の結果」の統計を見ると驚くべきことに

私立小学校に通う子供は小学校4年生の時点で

公立小学校に通う子供の3.6倍も塾や家庭教師に関してのお金「補助学習費」

にお金を使っていることが分かります。

私立小学校に通っている子供たちはもちろんのこと、公立小学校に通っている子供でさえ、中学受験を目指すのであれば、私立小学校の子供たちと同様の勉強量や勉強の質を手に入れなければならないことが分かります。

ましてや共働き夫婦なのであれば、子供の勉強をしっかりと見てあげられる可能性はかなり低くなってしまいます。

子供に中学受験で難関中学に合格させてあげるためには、「受験のプロ」に子供を預けるのが、効率的であり、最善の方法であると考えられます。

⇒将来子供がよい大学に行けるかは親の年収が関係あるって本当!?

父親の子供への勉強へのダメ出しはご法度

子供の勉強を見守る父親

父親が子供の勉強の「結果」だけに口出ししない方が良い理由

教育学者の齋藤孝氏と塾ソムリエとして有名な西村則康氏の共著

「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」の一節を紹介します。

西村氏:サラリーマン家庭の父親を考えた場合、子供の勉強に関われる時間などあるはずがないと思うのです。今、日本の会社で、そんなに楽な会社はありませんから。

そうゆう父親がたまに子供が勉強しているのを見て「なんだ、こんな問題もわからないのか」などと余計なことを言う。あるいはたまたま点数が悪かった塾のテストをみて「お前なにやってるんだ」と威圧する。そうゆうことになるわけです。

(引用:齋藤孝 西村則康 共著「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」より)

一般的な家庭によくある光景のようにも感じます。

しかしながら、テストの点数や宿題を終えた結果だけを見て子供を攻めてしまうと勉強を嫌いになってしまったり、「点数を取るだけ」の勉強を行うようになってしまいます。

難関私立中学の受験問題は「自分の頭で考えさせる」問題が多く出題されます。

点数を取るだけの勉強をしていたら難関私立中学の受験問題には到底太刀打ちできません。

頭ごなしに「なんでこんな点数が悪いんだ!」と子供を責めるのではなく、何ができなかったのか?一緒に考えるのが、子供にストレスを与えずに受験勉強に取り組ませることができる良い方法だと言えます。

父親が子供に積極的にかかわるほど子供の抑うつ度は低くなります

父親と子供の関係を示す論文によると

父親と子供との関係の分析の結果

・父親の年収が高い

・父親の子供への情緒的サポートが多い

・父親との会話の頻度が多い

ほど子供の父親との関係に関する満足度は高く抑うつ度が低くなることがわかった

(引用:日本女子大学人間社会学部准教授 永井 暁子「父親の子育てにおける子供への影響」より)

この論文からもわかるように、子供と父親の関係が良好であればあるほど子供がうつになる度合いが低くなることが分かりました。

中学受験に挑戦する子供は学年が上がるごとにストレスが増していきます。

父親としての立場で子供へどのように接すればいいのかの結論は、

「受験勉強には口出しをせずに、子供の心をサポートできるように子供の話を聞く姿勢をもって会話を増やす」

ことよって親子関係が良好になり、子供は中学受験に集中できるようになると考えることができます。

⇒中学受験をやめたいと思ったら「ゲーム感覚」を取り入れてみましょう

旦那さんは奥さんの心のケアに徹しよう

働きながら子供を育てる母親

中学受験は子供が成績が伸びずに悩んだり、テストの結果が悪く落ち込んでしまうことがあります。

しかしながら、テストの結果などが悪くともその後に見直しを行うなどして、改善することができます。

一方で、子供の受験で頭を悩ませてしまうのは、奥さんである可能性が高いです。

なぜなら共働きと言っても子供が幼い場合は、「時短」などの就業形態にしてなるべく早く自宅に帰り子供と過ごす時間が最も多いのが奥さんとなる可能性が高いからです。

母親が働いていることに対しての子供の感じ方を研究した論文があります。

母親が仕事をしている場合、「仕事をしている方がいい」と答えた子供は78.1%と母親の就労をポジティブに考えている子供が圧倒的に多かった。

一方で、母親が子供が生まれると結婚についても生活全般についても平均的に幸福度は低下する。それは共働き世代での母親の平均家事・育児時間(約4時間)は、父親の平均家事・育児時間(約1.5時間)よりもはるかに長く、父親より長い家事・育児時間と就業との両方をこなさなければいけないため、母親の幸福度が低下するといえる。

(引用:日本女子大学現代女性キャリア研究所 客員研究員 廬 回男「母親の就業による子供への影響」)

「母親の就業による子供への影響」の論文によると

「お母さんが働いてることを子供はポジティブにとらえているが、実際に家事と仕事をこなすお母さんの幸福度は低くなっている」ことが分かります。

共働きであるという状況だけで、お母さんには大変な負担がかかっているのです。

共働きという状態にさらに中学受験という子供が頑張らない限りお母さんにはどうすることもできないという大きなストレスがのしかかります。

さらに偏差値が中々上がらない子供を持つお母さんのストレスたるや計り知れません。

先ほどの「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」によると西村先生が旦那さんの奥さんへのサポートの大切さを説いています。

西村氏:仕事が忙しい父親には「妻のメンテナンスに徹しなさい」と  言っています。母親は子供と直接関わっているので、さまざまなストレスを抱え込んでいます。だから、帰宅したら「今日も大変だったな。お疲れ様」と声をかけてあげてほしいのです。

(引用:齋藤孝 西村則康 共著「なぜ受験勉強は人生に役立つのか」より)

中学受験は子供を中心に 『子供←母親(子供のサポート)←父親(妻のサポート)』

子供は母親が支え、母親は父親が支えるという構図で家族一丸となって取り組むのが理想であると言えます。

そしてあくまで親は子供の「サポート」に徹するのです。

仮に両親二人ともが「大卒」で勉強ができたとしても、

勉強ができること勉強を教えることは大きく異なります。

特に中学受験をする小学生には、専用の学習教材とその問題を理解して教えられるプロの存在が必須です。

多くの塾講師が口をそろえて

「親御さんにはお子さんに勉強を教えないでほしい」と言います。

塾講師が親がお子さんに勉強を教えないでほしいと言うのは、中学受験に必要な勉強は明確に決まっていて、親の独特な教え方が子供におかしな「クセ」をつけてしまいかねないからです。

冒頭でもお話ししましたが、お子さんに中学受験をさせるなら「塾」に通わせることが必須です。

「偏差値が上がらない」「家で勉強ができない」子供には塾の補助的な役割として、

子供の「なに」ができていないか、

「どこ」でつまづいているのか

を個別に見てくれる「個別指導塾」や「家庭教師」を利用することは非常に有効です。

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お母さんはお子さんのことを見守ることはできますが、受験勉強を教えるプロではありません。

受験勉強をお子さんに効率的にさせるために、ぜひためらわずにプロの力を借りてみてはいかがでしょう?

⇒受験勉強を行う子供にはお母さんのサポートが絶対に必要です!

共働き家庭が中学受験を行うことのまとめ

子供の勉強を見守る親

共働き家庭では「父親」「母親」ともに子供に関わることのできる時間が少ないことが容易に想像できます。

中学受験において最も大切なのは子供のやる気をそがないことです。

子供のやる気をそがないためには、

・母親は子供のサポートに徹する

・父親は子供と母親のサポートに徹する

と家族それぞれがストレスを最小限にして過ごすことができます。

共働き家庭の場合は、勉強に関することを塾や家庭教師などの勉強のプロに丸投げしてしまう方が家庭内のストレスもなく、中学受験をスムーズに進めることができます。

中学受験は子供の実力も大切ですが、家族のサポートも同様に大切です。

塾や家庭教師を上手に使って、中学受験を勝ち抜いていきましょう!